2010年5月27日
サイレント映画
音声・音響、特に俳優の語るセリフが収録されていない映画のことである。無声映画(むせいえいが)とも呼び、対概念はトーキー(
発声映画)である。サイレント映画のフィルムには音声トラックが存在しないが、トーキーフィルム登場後に音声トラックに劇伴を収
録したサイレント映画を「サウンド版」、さらに日本では活動弁士による解説も収録したサウンド版を「解説版」と呼ぶ。
19世紀後期の映画の発明以降、1927年(昭和2年)に世界初のトーキー『ジャズ・シンガー』が発表され、実用化、トーキーへの完全
移行までの約40年間、商業的に世界各国で製作・公開されていた映画はすべてがサイレント映画であった。サイレント期の劇映画は、
パントマイム演技とカットタイトルの字幕によるセリフ・ト書きで表現する芸術であったが、日本では、各常設活動館(現在の映画館
)に常駐した活動弁士による生の解説に負うところが大きかった。
日本では、1930年代前半(昭和初年)にトーキーに移行し始めたが、剣戟映画を中心に1938年(昭和13年)まではサウンド版を含めた
サイレント映画が製作・公開されていた。
世界最初の映画は、1888年(明治21年)にルイ・ル・プランスが生み出した。オークウッド・グランジ庭園を歩き回る人々を撮影した
上映時間2秒の作品で、タイトルは『ラウンドヘイ・ガーデン・シーン』 Roundhay Garden Scene である。モーション・ピクチャー(
活動写真)の芸術・技術は、「サイレント期」と呼ばれる時代に全面的に成熟し、その後1920年代末に、発声映画(トーキー)にとっ
て替わった。多くの映画学者らは、新しく到来した「トーキー」に監督や俳優、スタッフたちが適応するまでの数年間、映画の美的ク
ォリティは減少したと指摘している。
サイレント映画の映像美、とりわけ1920年代に製作された作品のクォリティは極めて高度である。しかしながら、一般には、原始的な
ものであり現代人の鑑賞に堪える代物ではないとの誤解が広く存在する。誤った速度で映写される等の技術的エラーや、オリジナルプ
リントの消失による質の低いデューププリントやフィルム断片しか現存していない等の保存状態の悪さに由来する誤解である。
1927年(昭和2年)に世界初のトーキーとされる『ジャズ・シンガー』が出現するまでは、すべてがサイレント映画であった。音声が
ないという制約から様々な映画的テクニック 情報が開発され、それは現代の映画にも引き継がれている。登場人物のせりふは字幕を挿入す
ることで表現したが、俳優の演技は大袈裟なものにならざるを得なかった。
上映に際してはオーケストラやバンドによる音楽伴奏が付くことが多かった。日本では、上映中の映画の進行に合わせて、その内容を
解説する活動弁士(活弁士)が活躍し、徳川夢声のような人気弁士も現れた。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
サイレント映画って見たことがないですね。一度見てみたいです。
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